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絶対に失敗しない縮毛矯正に必要な3つの事!

こんにちは! ECLARTの屋部です。

今回は僕が美容師人生18年の中で沢山の縮毛矯正のお客様を担当させていただいた上で、これさえ間違えなければ絶対に失敗しないと思う縮毛矯正に必要な3つの事を書いていこうかなと思います。

縮毛矯正をする際にはとても多くの判断をしないといけませんが、その中でも特に重要だと思うことを3つ選んでみました!

その1 カウンセリング時の毛髪診断!

癖が強くても失敗しないコツ

縮毛矯正の施術をするにあたり、絶対に間違えられない大前提として、お客様の髪の状態、髪質を見極めることにあると思います!

そのお客様の癖がどういう種類の癖なのか?

現在の髪の状態、ダメージレベル、以前どのような施術をして今の状態になっているのか?

親水性の髪質なのか?疎水性の髪質なのか?

確認するべきところは沢山ありますが、現在の髪の状態や髪質がわからなければそのお客様の髪に最適な薬剤を選定するのは不可能だと思います。

なんとなくで縮毛矯正をしている美容師さんは、癖の強さだけを見て薬剤を決めている方もいます。

でも、それでは癖が伸びなかったり、薬剤が強すぎて不自然な直毛になったり、最悪ダメージでチリチリになることもあるでしょう。

縮毛矯正はとてもデリケートな施術なので、お客様の髪を見極めることができないと失敗につながる可能性は高いと思います。

美容師は髪の毛のプロなので、毛髪知識はしっかりと勉強して薬剤を使わないといけません。

知識は求めれば得られるものですので、経験と違いすぐにでも物にすることはできます。

大切なお客様の髪なので、失敗しないためにも毛髪知識は沢山知っておきましょう。

その2 適切な薬剤選定!

髪質とダメージを見極めて薬剤選定する事で傷ませずに自然な仕上がりに

お客様の髪の状態と髪質、ダメージレベル、癖毛の種類、それらがわかると自然と使う薬剤が決まってきます。

ただし、使用する薬剤がどういった成分が入っているか?それを理解していないと薬剤は決められないと思います。

今の時代の縮毛矯正は、昔のような真っすぐ過ぎてハリガネみたいな仕上がりのストレートを求めているお客様なんていないと思います。

自然で柔らかいストレートヘア、そして縮毛矯正だけどダメージを感じさせない艶のある仕上がりを求めているかと思います。

縮毛矯正の失敗例にダメージし過ぎてチリチリに。というのがありますが、最近は真っすぐにされ過ぎた。

というお話も聞きます。

どちらも薬剤選定が甘く、オーバーダメージしていたり、仕上がりが強すぎて硬くなってしまった際に起きる失敗ですね。

ではどうするか?

ダメージを最小限に抑えるために、薬剤のアルカリを必要最低限に。

そして、最大限癖を抑えるために還元剤の濃度をコントロールすることが大切です。

美容師さんじゃない方が見ていたらすみません。訳わからないですよね(^^♪

つまりは、アルカリとは髪の毛に薬剤を浸透させるための薬剤。この反応が強すぎると、髪の毛のキューティクルが剥がれて元に戻らなくなったり、髪がチリチリになる原因になります。

還元剤とは癖を真っすぐにするために、髪の内部の結合を一度切って癖を伸ばすための薬剤です。

還元剤が効きすぎると、シャキーンとハリガネみたいな仕上がりになってしまったり、逆に弱すぎると癖が伸びない。という事が起きます。

つまり、縮毛矯正に必要な薬剤選定とは、ダメージの状態に合わせたアルカリのコントロールと癖の種類と強さに合わせた還元剤のコントロールが大切になってきます。

ちなみに僕は縮毛矯正のお薬は色々な強さの薬剤を調合してコントロールしています。

メーカーさんはすごくいい薬剤をそのまま使えるように調合して発売してくれていますが、一人一人のお客様の髪に合わせるとなると、やはり微妙なバランスの調合が必要になってきます。

そういったお客様に合わせた薬剤選定ができる美容師さんは縮毛矯正で失敗することは無いかなと思います。

その3 薬剤の反応の見極め!

適切な薬剤を選んで、髪に薬剤を塗布するところまではこれまでの工程で完璧だと仮定しましょう。

でも薬剤の反応の見極めを間違えたら?

時間を置きすぎてしまいダメージさせたり、逆に反応しきる前に薬剤をながしてしまったり。

そうしてしまうとせっかく完璧に毛髪診断と薬剤選定をしていても意味がないですよね。

薬剤の反応を見極めるには多くの経験が必要かと思います。

それでも目安はあるので、髪の毛に対して薬剤が適切な反応をしているかどうかをしっかりチェックしてから薬剤を流します。

目安として一番よくやるチェックが『軟化チェック』ですね。

これは薬剤が髪の毛に対してどれくらい反応しているかを見るチェックなのですが、実は・・・軟化だけをチェックしてもあまり意味がありません。

なぜなら縮毛矯正の目的は癖をストレートに伸ばすことですから、髪がどれくらい軟化しているかではなく、還元剤がどれくらい反応しているかを見る『還元チェック』の方が重要です。

髪の毛が軟化していても、還元反応がまだであれば癖は伸びません。

その辺りをあまり理解できていないと、薬剤は適切でも仕上がりは失敗してしまいます。

きっちりと還元剤の反応を見極めることが、縮毛矯正の失敗をなくす大事な部分だと思います。

まとめ

縮毛矯正を絶対に失敗しない為に必要な3つの事!

1 しっかりとしたカウンセリングと毛髪診断

2 毛髪診断の結果から適切な薬剤選定

3 薬剤の反応が適切か見極める事

他にも縮毛矯正を綺麗に仕上げるには沢山のポイントがあるのですが、『失敗しない』という点に関して言えばこれらの事がとても重要だと思います。

縮毛強制は癖を伸ばすだけの施術ではなく、あくまでデザインを作るために必要な施術です。

失敗しない事は最低限必要な事というだけであり、本当は癖を綺麗にストレートにした上でデザインとしてのスタイルをご提供する事が大事です。 

癖でお悩みの方や、縮毛矯正が上手くいったことのない方は是非一度ECLARTにご来店ください。